情熱大陸2014〜タッチフットサークル LEVIATHAN〜

1月某日。東急東横線多摩川駅から少し歩いた場所にある河川敷。寒風吹き荒れるなか、彼らはそこにいた…。

そう、彼らはタッチフットサークル・LEVIATHANのメンバー。野球など他のメジャースポーツがオフシーズンに入るなか、彼らは日々練習に励んでいる。
しかし、取材中我々はあることに気がついた…

ー随分と少人数ですねー

そんな質問を投げかけると、LEVIATHAN幹事長・平野(宮崎産)が答えてくれた。

平野「いやー、そうですね。もともと人数が少ないんですが、テスト前ということもあって今日は集まりが悪いですね。ハハハッ…」
そう語る平野の眼には、哀しみの色が窺えた…


彼らの練習は、まずアップから始まり、次にパス練習へと移る。
ボールを投げるのは、SMQB(スーパー・モバイル・クォーターバック)ことMON☆MONだ。昨年までは、レシーバーと活躍していたMON☆MONだが、サンクチュアリと恐れられていたQB、まさお。が引退したことにより、QBの座を射止めた。また、MON☆MONは慶応大学生・藤本進一郎としての裏の顔も持っており、太陽電池の研究をしているらしい。
そして、パス練習において素晴らしいキャッチを披露してくれたのが、長橋(農民)だ。彼は農大に通っており、人類全農化計画というプロジェクトを進めている恐ろしい男だ。遺伝子組み換えではないトウモロコシしか食べない、それが彼の流儀だという。
先ほどから、おもむろに股間に手を当てているのは、前LEVIATHAN幹事長・二原(おっぱい)である。彼は、天性の女たらしであり、出会って4秒で合体するそうだ。

ー○○○が15人いるというのは本当ですかー

二原「ちょっと、誰から聞いたんですか⁉オフレコでおねがいしますよ(ゲス顏)」

…。


そして、パス練習が一通り終わったころ、問題が発生した。ガーディアン(管理人)が、立ち退き命令をしてきたのである。そう、LEVIATHANが練習していたのは、ちびっ子広場…。当然ボールの使用は禁止されている。しかし、他の場所は少年蹴球団に占領されてしまっていた。仕方なく彼らは、もう一つの練習場所である等々力へと向かった。


バスに揺られ、等々力につくと、そこには米式蹴球集団がいた。

ーグラウンドは使えそうですかー

平野「…任せてください」
そう言うと、ネゴシエーター・平野は交渉に向かった。交渉の結果、半面を使わせてもらえることになった。

そして、練習が再開された。LEVIATHANのOBチームであるレーザービームと、4対4で試合形式の練習を行うようだ。
スタッフがカメラを回そうとすると、

「すいません、カメラはNGで」と声を掛けられた。声の主は、つい最近までLEVIATHANでプレーをしていた、北村だ。

ーパーマかけましたねー

北村「気付いちゃいました？さすが、お目が高い」


残念ながら、4対4の練習は撮影することが出来なかった。他のチームに情報を漏らさないためだ。彼らの意識の高さが伺えた。


練習が終わると、彼らはそれぞれの生活に戻っていく…
幹事長平野・北村はバイトへ、就活戦士まさお。は説明会へ、二原は山へ芝刈りに…

彼らの闘いは、まだまだ続く…。